用途 | 肥満細胞腫、GISTに対する、メシル酸イマチニブ(グリベック)、リン酸トセラニブ(パラディア)の効果予測 | |
検査内容 | 肥満細胞腫(MCT)、消化管間葉系腫瘍(GIST)ではc-KIT遺伝子の機能獲得変異が見られる症例の場合、メシル酸イマチニブ(グリベック)、リン酸トセラニブ(パラディア)が治療の著しい効果を示す場合があることが知られています。本検査ではc-KIT遺伝子の主たる機能獲得変異の有無を検査します。![]() 犬c-KIT遺伝子変異検査では以下の変異について検査いたします。 (a)Exon 8 ITD (b)Exon 9 c.1523A>T (c)Exon 11 ITD (d)Exon 11 c.1664_1669del (e)Exon 11 c.1667_1672del (f)Exon 11 c.1666_1671del6insCAG (g)Exon 11 c.1724 T>C *(a)、(b)、(c)、(e)については、メシル酸イマチニブ(商品名:グリベック)の効果との関連が示されています。 *(d)、(e)、(f)の変異は本検査では互いに区別されません。いずれかの変異の可能性がある場合には 「陽性/Exon 11 del6(ins3)」 として報告します。 猫c-KIT遺伝子変異検査では以下の変異について検査いたします。 (a)Exon 8 ITD (b)Exon 9 c.1430 G>T (c)Exon 9 c1517_1518 delinsTT *上記以外の変異はこの検査で知ることはできません。 *変異が陽性の症例であっても、別のメカニズムにより、イマチニブ抵抗性を獲得することがあります。 c-KIT遺伝子変異検査をもっと詳しく | |
対象 | 全犬種 全猫種 | |
報告様式 | 「陽性」 「陰性」 | |
材料・検体量 | FNA、FNBサンプル 病理標本 その他切除病変 | FNAサンプルなど:0.3cc パラフィン切片:厚め(5μm以上)に薄切したもの数枚をスライドグラスに張り付けてください。 |
輸送方法 | 冷蔵 (病理標本は室温でも可) | |
検査日数 (営業日換算) | 4日 | |
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