【遺伝性疾患】

PRA(進行性網膜委縮症)

用途
1.繁殖時の検査
2.視力異常
検査内容
進行性網膜萎縮症(PRA)は網膜が変性・委縮する病気で、遺伝的要因の影響を大きく受けます。夜盲症の症状に始まり、徐々に進行し、最終的には失明に至ります。
発症時期などによって複数のタイプに分類され、原因となる遺伝子変異も異なります。本検査では犬種ごとに異なる変異部分を検査します。 本検査の対象となるPRAの遺伝様式は常染色体劣性で、検査によって罹患犬の確定診断やキャリア犬の検出が可能です。

*当検査で陰性(ノーマルクリアまたはキャリア)と判定されても、あらゆる眼疾患の可能性を排除するものではありません。可能性を排除できるのは検査対象の遺伝子が関与するPRAの発症についてです。特にトイ・プードル、ミニチュア・プードルの場合は、他のPRAの原因遺伝子の存在が指摘されていますが、残念ながら日本におけるその関与の程度は不明です。

*パピヨンの場合「PRA+VWD」のセット検査もございます。
対象
トイ・プードル

ミニチュア・プードル

ゴールデン・レトリバー

ラブラドール・レトリバー

アメリカン・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエル

オーストラリアン・シェパード

ミニチュア・LH・ダックス

チワワ

ヨークシャー・テリア

パピヨン

ウェルシュ・コーギー・ガーディガン
報告様式
「クリア」 「キャリア」 「アフェクテッド」
材料・検体量注意事項
EDTA全血・・・0.2cc
輸送方法
冷蔵
検査日数(営業日換算)
4日
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技術情報(遺伝子型や報告解釈について) 技術情報(遺伝子型や報告解釈について)